医療保険は不要だというけれどお金のない人には必要だという話

2018年1月17日

薬

医療保険が不要だという人が多くなってきたのでしょうか。

基本的に、医療保険というのは大抵の人が損をする保険です。支払った保険料の金額よりも受け取る金額が少ないためです。

例えば、月々2,000円でも、40年支払いをすれば96万円ほどになります。

保険に加入せずにその分を貯金していけば医療保険は不要という人もいます。

実際にどれくらい入院費用がかかるかというと、日本は健康保険や高額医療制度がありますから、治療費の全額を負担する必要はありません。

実際に、1回の入院で自己負担費用はどれくらいかというと、平均約23万円。<生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成25年度>

リンク 入院時の自己負担費用の平均は約23万円

5万円から30万円というのが半数以上を占め、100万円以上かかった人は全体の3.5%程度です。

ですから、毎月保険会社に支払う保険料を自分で貯めておけば医療保険に入る必要がなく合理的な考え方だと主張する方もいます。

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医療保険に加入していたのに保険がおりなかった事例

医療保険に加入していたのに保険がおりなかったという話もしておきましょう。

親戚でガンを患って何度も入退院を繰り返した人がいます。

1回の入院はもちろん健康保険や高額医療制度を利用するので、2~30万円。その後の通院や再発で何度も入院を繰り返す場合、闘病生活も数年にもなると、治療費だけでも高額になります。

3回入退院を繰り返せば100万円ほど。

共働きで家計がやっと回っているような場合に、働き手がこういった長期間に渡る闘病生活になると一気に家計が傾き、生活がままならなくなりました。

そこの家庭は、医療保険には入っていたので医療保険を請求したのですが、なんと医療保険がおりなかったんです。

ガンの場合、免責期間というのがあります。ちょうどガンが見つかったその年に、知り合いの人から勧められて生命保険の切り替えをしたばかりでした。

生命保険は、加入後3か月以内にガンになった場合、保険がおりないというケースに該当したんです。

だから、免責期間中にガンが発見されたので医療保険は一切おりませんでした。

また、働き手が一人欠けたことと、治療費の負担で一気に家計は傾きます。

治療費が払えないので親戚の人にお金を借りて支払いをします。生活費の補填もあり、子どもの進学時期とも重なり、いろんな親戚にお金を借りて工面していました。

元々、自営業をしていてバブル崩壊で経営が傾き、負債を抱えて倒産。この時代にはよくあった話ですが、自己破産して蓄えがない状態のときに病気になってしまったんですね。

医療保険が不要だという人がいますが、こういう貯蓄がない家庭の場合に、何度も入退院を繰り返すような病気になると、一気に家計が破綻します

たかだか、数十万円、数百万円なんてどうってことないという方もいますが、蓄財のない人にとっての数十万円、数百万円はとても大きいものなのです

医療保険はもちろん治療費のための保険ですが、生活費の補填にも使えます

働き手が一人欠けるとそれまでギリギリ回っていたような家計は破綻するんです。その時に生活費の補填があれば、急場を凌ぐことができるでしょ。

先ほどの続き、その後、治療の甲斐なく亡くなってしまったのですが、終身保険にも加入していなかったので、葬儀代なども、すべて親戚からお金を借りて工面することになります。

ポイント

お金のない人には保険は必要
ガンの免責期間には注意

親戚からお金を借りたあとどうなったか

生活自体が苦しいのか、返済する気がないのか、他からも借り入れがあるのか、親戚から借りたお金を返済せずにそのまま20年以上経過。

不幸が重なったということもありますし身内ですから「もういいよ」という方もいらっしゃいます。

ただし、そういう人は金額的にあまり大きくないです。

逆に、数百万円貸している親戚は、「お金返してくれないのよね」「何回言っても返してくれないのよね」と人間関係にも影響がでているようでした。

『お金を貸すということは、あげたと思いなさい』

とよくいいますが

真意は

あげてもいいくらいの金額にしておきなさい

ということだと思います。

人によって、5万とか10万円程度なら返ってこなくてもいいという人もいれば、血筋が近しいからこの人にはこれぐらいならあげていいくらいにしておけば、その後の人間関係も悪くはなりません。

かわいそうだと思って、自分の身の丈以上に貸してしまうと、戻ってこなくてギクシャクしてしまうこともあります。

だいたい、人に貸したお金は大抵戻ってきません

借りるときは思うんですよ。『必ず返すから。助かります。』

時間が経つと人から借りたお金ってね、返すのが惜しくなるんです。

お金の貸し借りってそういうものなんですよ。

何度も貸してますから。

ポイント

お金を貸すときは戻ってこないものと思って、あげてもいい金額にしておくこと

医療保険を不要だという人に知ってほしい、貯蓄ができない人は日本で3割もいるという事実

今は格差社会といわれていますが、お金を持っている人と、お金を持っていない人の格差が広がっているように感じます。

実際に、家計調査を見ると貯蓄ができない人が全体の3割を占めています。

どの年代もです。

じゃあ、その人たちが仕事を頑張っていないということでもないですよね。

非正規雇用が増えたために、収入が増えにくい人がたくさんいます。

わたしの知り合いでも、大学院まででたのに就職できずに契約社員として働いている人もいますし、教職を持っていてもやはり就職できずに派遣で働いている人もいます。

運がなかったといえばそれまでですが、能力と年収とは必ずしも比例しないですね。

非正規雇用はボーナスがないので基本的にあまり余裕がない人が多いです。そして、年功序列で年収が上がるようなシステムでもありませんから、正社員との収入格差が広がってしまいます。

また、大手企業や公務員のように福利厚生がしっかりしていませんから、有給休暇が取れなかったり、自営業だと傷病手当金がなかったり、病気になったときの社会保障が大手企業などに比べると薄いです。

そういう人は、医療保険に入らない方が合理的だとはいいますが、急進的に変えずに、貯金ができれば少しずつ保険を減らしていったらいいんです。

一生、医療保険に入る必要はないんですよ。(一生、加入すると高くなるので、できるだけ蓄財を増やして過剰になった保険を切っていけばいいんです)

必要な時にだけ掛けたらいいんです

医療だけに使えるお金が150万円、夫婦だったら250万円程度の貯金があれば医療保険はいらないといいます。

お金が貯まるまでの間だけ、共済などの安い掛け捨て保険でいいじゃないですか。

それから、ひとこと言わせてください。

保険というのはお金のない人に必要なんですが、保険の記事を書くと、どうしても富裕層が「医療保険は必要ない」とコメントを残していくのは何なんでしょうか。

お金がある人には必要ないんです。

保険に加入していなくたって困らないでしょ。

病気になったときに、家計が立ち行かなくなるような人に必要なんです。

入院なんて数十万円程度の支出なんだからどうにでもなるという人もいますが、それが払えない人もいるんです。親戚からお金を借りても返せない人がいるんです。

そういう人には保険が必要なんですよ。

ポイント

貯金で対応できない人に医療保険は必要
必要な金額の貯金ができれば解約してOK!

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保険, 固定費

Posted by myu