はじめてのつみたてNISA どんな投資信託を選んだらいいの?

2017年11月23日

チャート

つみたてNISAが2018年1月1日から開始されるので、以前から気になっていたインデックス投資にチャレンジしてみようかと思っています。

はじめてのインデックス投資、そして、はじめてのつみたてNISA。

そして、今現在「どの投資信託にしようか?」と悩んでいます。

つみたてNISAでは金融庁の条件に合う低コストで分散された投資信託がすでに絞り込まれているのですが、それでも、10/3日時点の届け出ファンド数は105本、内訳はインデックス型が91本、アクティブ型が14本。

たくさんあると、どれにしようか迷ってしまいます。

まずは、家計の現状把握

投資をするのですから、まずはどれくらい投資にお金を振り向けていけばいいのかを考えます。

教科書通りですが、資産をリスク資産と無リスク資産に分けます。無リスク資産はだいたい生活費の6カ月~2年間分ほど持っておけばいいというのが通説です。

わが家の場合は、子どもがおり教育資金も必要としますので、多めに生活費の約2年間分(640万円)を無リスク資産にします。

ということで、つみたてNISAは満額の年間40万円を積み立てていきたいと思います。

つみたてNISAはリバランスと再投資がしにくい

つみたてNISAの特徴として、つみたてNISA勘定で購入した金融商品を売却した場合、一度消費した非課税枠は利用することができません。

Q15:つみたてNISA勘定で購入した金融商品(ETF・株式投資信託)を売却した場合、売却した分の金額で、再度、別の金融商品を購入することはできますか?(一度消費した非課税投資枠は、購入した金融商品を売却すれば復活するのでしょうか?)

つみたてNISA勘定の利用限度額(非課税投資枠)は一人年間40万円とされており、ある年にNISA口座で40万円分のETF・株式投資信託を購入した場合、購入した金融商品を売却しても、その年は、NISA口座で再度購入することはできません(一度消費した非課税投資枠は、購入した金融商品を売却しても復活しません。)。
ただし、翌年の1月以降であれば、新たな非課税投資枠により、40万円までETFや株式投資信託の買付けができます。

参考:つみたてNISA Q&A – 金融庁

インデックス投資をする場合にはリバランスといって、最初に決めたポートフォリオのバランスが崩れたときに値上がりしたものを売却し、値下がりしたものを買い付けることを行うとリターンが上がり、リスクが下がる手法があります。

つみたてNISAでリバランスをしようとすると、売却した分の非課税枠は使えないわけですから、毎月枠いっぱいに買付する人は、特にリバランスがしにくいですね。

それから、分配金は受け取ることもできますし、再投資することもできますが、再投資でも枠を消費してしまいます。

だから、つみたてNISAでは分配金受取方法は「再投資」にして自動でファンド内部で再投資する設定の方が効率的だといえます。

つみたてNISAでどんな投資信託を選んだらいいのか専門家の意見を見てみる

経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元さん

非課税のメリットを最大限に使うためには、期待リターンの高い資産(通常は内外の株式)を集中的に持つのが良く、バランスファンドは適さない。

「つみたてNISA」に向いている人とベストな商品選択はこれだ!-ダイヤモンドオンライン-

はっきりと、『つみたてNISAはバランスファンドは適さない』と書かれています。確かに、非課税メリットを最大限に活用するという点では、つみたてNISAは株式で運用し、リスクは投入金額の調整や他の勘定(イデコや特定口座)で調整という方法もあります。

どちらかというと、資金が潤沢な方やリスク許容度が高めの方向けのように感じます。

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川 美奈子さん

・金融資産全体で考えると、なるべく期待リターンの高い商品で運用するのが合理的
・株式を保有していない人は、世界の株の投信
・投資する金額で調整する(=つみたて投資に回す金額を減らす)のが基本
・「値動きをもう少しマイルドにしたい」「長期で運用しない可能性もある(引き出す時期が比較的近いかもしれない)」という人は、バランス型を持つという選択肢もあり

つみたてNISA、どの投資信託を選べばいいの? – 楽天証券 トウシル –

竹川さんも、期待リターンの高い商品で運用するのが合理的とはありますが、人によってはバランス型を持つという選択肢もありとのことです。

債券を組み入れてリバランスしたときの効果

株だけだと、リスクが高いので不安です。

妻
わたし初心者なもので

そこで、債券を組み入れた場合と、そうでない場合とで、リスク・リターン・シャープレシオを比較してみることにしました。

利用するツールは『myINDEX 資産配分ツール』。

myINDEXというサイトでは、『資産配分ツール』 で、株式や債券といった資産に分散投資をした場合の、過去分析ができます。

【比較する投信】

つみたて4資産均等バランス 国内債券・先進国債券・日本株・先進国株
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド 国内外の債券・株式・リート
eMaxis8資産 国内・先進国・新興国の債券・株式・リート
外国株6:日本株4 外国株6:日本株4

myINDEX資産配分

※三井住友DCはヘッジ付き外債が入っていますが、ツールで指定ができなかったので先進国債券25%で入力しています

グラフを見る限り、三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドが一番効率がいいように見える。

【結果】

銘柄 平均リターン リスク シャープレシオ
つみたて4資産均等バランス 4.7% 9.9% 0.47
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド 6.2% 12.2% 0.51
eMaxis8資産 6.3% 13.8% 0.46
外国株6:日本株4 5.6% 17.2% 0.33

データの比較 (過去20年実績 : 1997年11月-2017年10月、円ベース)
直近月から遡った過去20年の年率平均リターンとリスクを表にしたものです
データは毎月更新されるため、リスク・リターン値は変動します

シャープレシオとは、1単位当たりの超過リターンを測るもので、この数値が高いほどリスクを取ったことによって得られた超過リターンが高いことを意味します。効率のよさを表して、数字が高い方がいいと覚えておきます。

結果を確認してみると、債券・株式を半分ずつに投資した「つみたて4資産均等バランス」では、リターンが4.7%、リスク9.9%と、リターンが少し低めにでています。日本国債25%、先進国国債25%のアセットなのでこのような結果になっています。

国内・先進国・新興国の債券、国内・先進国・新興国の株式、国内・先進国のリートの8資産で運用するeMaxis8資産の場合だと、リターンとリスクのバランスがとれています。

外国株6:日本株4の場合は、リスクがバランスファンドや債券を入れたものよりも高くなります。過去20年ということで、日本株のリターンが低めなので、平均リターンも低く出ています。

ここで注意してほしいのは、過去のリターンは将来のリターンではありませんから、あくまで参考としてください。

よくバランスの取れたポートフォリオは、成長率が低い低インフレ環境では債券がアウトパフォームしてポートフォリオを支えてくれ、成長率の高い高インフレ環境では株式とREITがアウトパフォームしてポートフォリオを支えてくれる。

ウォール街のモメンタムウォーカー 著者: ゲイリー・アントナッチ

リバランスの効果を復習

リバランスは、リスクを減らしリターンを高めてくれる手法ですが、実際にリバランスをすることでどれくらいの効果があるのでしょうか?

リバランスの効果(1996年1月~2013年12月)

アセットミックス
60%:ラッセル3000トータル・ストック・マーケット・ファンド
40%:バークレー・アグリゲート・トータル・マーケット・ファンド
年平均実現リターン(%) リスク(標準偏差)(%)
年1回リバランス 8.41 11.55
リバランスなし 8.14 13.26

ウォール街のランダムウォーカー より

20年間投資をして、年1回のリバランスを行うことで、リターンは上昇し、リスクを減らすというのは、よく知られている手法です。

つみたてNISAの場合では、売却すると枠が利用できなくなってしまうので、各資産の買い付け金額を調整する事で売却を伴わずに資産配分のバランスをとるノーセルリバランスを行うか、最初からバランスファンドを選ぶかのどちらかになると思います。

まとめ

つみたてNISAの仕組みを考えたときに、どのような銘柄を選べばいいのかは

  • リスク許容度
  • 資産全体の割合
  • どれくらい手間をかけるか

などによって人それぞれだと思います。

「ポートフォリオには答えがない」なんてこともいわれますが

わたしの場合は、

  • キャッシュ以外に金融資産を所有していない
  • つみたてNISAは枠いっぱい利用したい
  • リターン重視よりもリスクを軽減したい(メンタル弱いので)
  • できればほったらかしたい
  • 暴落時は特定口座で積極投入

という方針で行きたいので、つみたてNISAは「やっぱりバランスファンドかな~?」なんてことを考えています。

皆さんは、つみたてNISAの銘柄は決まっていますか?

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