ソニー生命の進学学資金請求、据え置き金利を確認してみた

2017年11月7日

学資保険

下の子の教育資金の準備の一部として、ソニー生命の学資保険に加入しています。

ソニー生命の学資保険には、Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型があり受け取り方が違います。

Ⅰ型・・・12歳、15歳、17歳または18歳に分けて受け取り
Ⅱ型・・・17歳または18歳で一括受け取り
Ⅲ型・・・18歳から22歳にかけて1年ごとに5分割受け取り
※上記は最も一般的な17歳または18歳満期の場合です。20歳または22歳満期もあります。

わたしが加入しているのは、「Ⅰ型17歳満期」のもので

中学入学前 30万円
高校入学前 30万円
大学入学前 100万円

支払い保険料月々7,190円ですが、途中から家計に余裕がでてきたので年払い84,770円を支払っています。

月々払いをした場合の返戻率を確認してみたところ

年利:1.25%
単純利回り:0.53%
返戻率:109.08%

支払・受取
①支払総額:1,466,760円
②受取総額:1,600,000円
③受取利息:133,240円

年利・単純利回り・返戻率に関しては「保険返戻金の年利計算ソフト」を参考

普通、学資保険などの貯蓄性の保険は返戻率であらわされますが、保険返戻金の年利計算ソフトを使って年利を計算してみると、年利1.25%。

今の低金利の時代だと年利1.25%の定期預金を探す方が難しいですから、結果としてはなかなかよかったかなと思っています。

子どもが早生まれだと、18歳満期にすると受け取る時期が入学後になってしまうため、17歳満期にしています。

ちなみに、今、ソニー生命のⅠ型に加入しても、返戻率は102.73%程度(契約者30歳 払込期間18年)なので、うちが加入したときよりも返戻率は下がっていますね。

中学入学前の進学学資金の請求手続き書類が届く

ソニー生命の進学学資金の請求は、11月中旬頃に進学学資金請求の書類がソニー生命から届きました。

進学学資金の書類を提出すると、11月中にソニー生命に書類が届けば12月1日に振込、それ以降に書類が届いた場合は到着した日の翌日から5営業日以内の振り込みとなるようです。

また、進学学資金の請求をしない場合は、自動的に据え置かれます。

据え置いた場合の金利を確認してみましょう。(据え置いた場合の金利は毎年見直されています。)

据置利率は生命保険契約に関する主な利率のお知らせから確認できます。

5.進学学資金・健康祝金の据置利率のところを見てみると、据置利率は変動金利になるようです。

適用期間 据置利率
平成 15 年 7 月 2 日~平成 24 年 10 月 1 日 年 0.50%
平成 24 年 10 月 2 日~平成 27 年 7 月 1 日 年 0.20%
平成 27 年 7 月 2 日~平成 28 年 7 月 1 日 年 0.10%
平成 28 年 7 月 2 日以降 年 0.01%

平成28年7月2日以降だと、年 0.01%

この金利だとわざわざ据え置く必要もなさそうですね。

ということで、今回は進学学資金を請求することにしました。

夫婦の会話

夫
学資保険ってどれくらいもらえるの?
妻
30万円

夫
えっ、そんなにもらえるの?

夫
俺さ~、SSDが欲しいんだよね。1万円ぐらいのでいいからさぁ~
妻
何言ってるの?中学の入学の時は15万円くらいだけど、高校の入学の時は公立だと30万円、私立だと50万円かかるのよ!
妻
私立だったら学資保険だけじゃ足りないから、余ったら高校入学のために取っておくの!(怒)
妻
SSDは、自分の小遣いから買いなさい!

我が夫ながら、あいかわらず先のことなんて何にも考えてないんですよね。

子どものためにとっておいたお金で、自分の好きなものに使おうとするなんて何考えてるのかしら。

今から学資保険に加入しようという人がいたら、わたしはあんまり勧めません

ソニー生命の学資保険は、育英などもついていませんし、医療保険の特約がついているわけでもなく、貯蓄を目的とした保険です。

橘玲さんの言葉を借りれば、「貯蓄性の保険というのは、生命保険会社で債券投資をするようなものだ」

この表現の仕方が素晴らしいですよね。実に的を得ていて、橘玲さんの文章大好きです。

債券の特徴は、あらかじめ決められた利率の利子を受け取れる(固定金利)の商品です。

金利上昇局面だと、金利が固定された金融商品は不利。逆に、金利低下局面の場合は、金利が固定された金融商品は有利です。

だから、昔バブルの時代に固定金利で申し込んでいた貯蓄性の保険は「お宝保険」と呼ばれ、金利が低下しているにもかかわらず、当初の契約通りの予定利率で支払われるわけですから、それに加入していた人はかなり有利だったと聞きます。

では、現在の局面はどうかというと、普通の人は「20年間もデフレで金利が上昇しなかったんだから今後も上がらないだろう」と思っている人が多いように見受けられます。

親戚の夫婦が家を購入するときに、「固定金利にした方がいいよ」とアドバイスしてあげたのですが、「金利はずっと上がらないままだよ」といって変動を選んでいました。

一方、金融リテラシー高めの投資をやっている人は、今後インフレになる可能性が高いと見ている人が多いように感じます。

金利が上昇するのか、このまま横ばいかは、中央銀行の方針や経済状況などいろいろな要素で変わってきますし、プロの投資家でも金利を予測するのは難しいとされています。

ポイント

学資保険は金利が固定されるので、金利上昇局面では不利、逆に金利低下局面では有利な金融商品。

学資保険に加入した方がいいのは、自分で貯金ができない人

唯一、学資保険に加入した方がいいなと思う人は、自分で貯金ができない人ぐらいです。

学資保険というのは、途中で解約してしまうと元本が割れてしまう商品設計なので、お金が本当になくて学資保険を途中で解約してしまうような人には絶対にお勧めできません。

途中で解約するほど金融リテラシーが低くないけれど、自分で貯金をするのはヘタな人

そういう人しか学資保険に加入する意味はないのではないかと思います。

学資保険の代わりに今だと、低解約返戻金型終身保険に加入される方も多いようですね。低解約返戻金型終身保険の場合は、保険料払い込み期間の解約返戻金を抑えることで保険料を安くした貯蓄性の保険です。

学資保険よりも低解約返戻金型終身保険の方が学資保険よりも返戻率が高くなる場合が多いようで、学資保険の代わりにする方が今は多いようです。

また、今後、金利が上昇すると考えるのであれば、預貯金で準備するという方もいらっしゃるかもしれません。

さらに、金融リテラシーが高い方は、わざわざ保険会社で債券投資するのではなく、自分で債券投資するという方法もありますね。

債券投資というと難しく感じますが、為替リスクを取らずにインフレヘッジしたいなら「個人向け国債(変動10年)」。

日本国債に不安があるのであれば、為替リスクを取らずに、月々少しずつ積み立てできる「投資信託(債券外債ヘッジあり)」

為替リスクをとってもOKで、月々少しずつ積み立てたいのであれば「投資信託(債券ヘッジなし)」

がっつり債券投資したいのであれば生債券。生債券の場合は資金量が多い人向けですね。ゼロクーポン債が有利とよく書籍で見かけます。

債券投資で信用リスクはあまり取らない方がいいというのは、元本が全く戻ってこないという最悪リスクもあるからですね。エマージング債など信用リスクが低い債券は、リスク分散してポートフォリオの一部に組み込むぐらいがいいかもしれません。

個人的な意見としては、教育資金などの必ず必要になる資金は投資で準備するというのはリスクが高いので、他の安全な資金で準備する方がいいと思いますけどね。

ソニー生命の経営状況を見てみよう

生命保険会社が倒産してしまうと、貯蓄性保険はほとんど戻ってこないようです。

だから、生命保険会社の経営状態というのは定期的にチェックしておいた方がいいですね。

ということで、ソニー生命の経営状況を確認してみましょう。

まずは、ソルベンシーマージンから。

ソルベンシーマージンとは、生命保険会社の安全性を計る1つの目安です。

参考:http://www.sonylife.co.jp/company/results/solvency/

ソニー生命のHPを確認してみたところ、平成28年度末のソルベンシーマージンは2,568.8%。

一般的に200%を超えていれば十分な支払い余力を持っていると考えられています。

IR情報もついでに目を通してみたところ、気になるところはソニー生命の運用状況ですよね。

ソニー生命の資産運用によると

  • 負債特性に見合った資産への投資方針のもと、超長期の公社債(財投機関債等)への投資を拡大。
  • 米ドル建保険契約の増加に伴い、米国債投資を実施。

会計年度15年(通期)は、85.3%が国債で運用されていたのに対し、17.1Qには、国債の割合が35.2%、社債44.6%、外国公社債20.2%と割合を大きく変更しています。

国債の代わりに財投機関債を増やしたようです。

財投機関債というのが聞きなれなかったので調べてみると

財投機関債(ざいとうきかんさい)は、政府関係機関や特殊法人等が発行する債権のうち、政府が元本や利子の支払いを保証していない債券。2001年の財政投融資改革によって、特殊法人等の新たな資金調達手段として導入された。政府保証はないが、政府関係機関の経営状況が悪化しても政府が支援すると考えられているため、暗黙の政府保証が行われているともいわれるが、金利は政府保証債よりもやや高い。

財投機関債」(2012年9月27日 (木) 13:42 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

数年前までは、生命保険会社の運用はほとんど日本国債だったのが、今の超低金利だと利ザヤが取れないようで、運用方針を大きく変更してきています。

ソニー生命の場合は、財投機関債を国債の代わりに多く組み込んでいるようです。

ウィキペディアにもあるように、暗黙の政府保証が行われているといわれているので、比較的リスクが低いもので、国債よりも若干利率が高い金融商品にスイッチしているのではないかと思われます。

参考:http://www.sonyfh.co.jp/ja/financial_info/results/

雑感

ソニー生命の運用状態は見る限り問題なさそうなので、よほど金利が上がらない限りは、満期まで保有しようと思います。

※投資についての記事も掲載しておりますが、このサイトは投資を推奨するものではありません。投資はリスクが伴いますので自己責任でお願いいたします。

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