現金払いよりもクレジットカード払いの方が消費が約2割も増える!?

2017年10月3日

決済方法は現金払いがいいのか、それともクレジットカード払いがいいのか

皆さんは日々の支出はどのような決済手段をとっていますか?

「無駄遣いが増えてしまうから日々の支出は現金派」

「クレジットカードだとポイントが貯まってお得だからカード派」

「ポイントが貯まって銀行の残高がある分だけしか使えないデビットカード派」

「利用できる店舗が増えてきて小銭を持つ必要性が少なくて便利な電子マネー派」

経済が発展してきて以前は現金オンリーだった決済方法もいろんな決済方法を選ぶことができるようになってきました。

けれども、こうした決済方法が増えてくると、どの決済方法を選んだ方がいいのか少し悩みますよね。

現金派のいうこともわかるし、ポイントが貯まるのは確かにお得だし。

ということで、今回は、決済方法について心理学と経済学をもとにした行動経済学を参考に、どの決済方法がいいのか考えてみたいと思います。

現金払いよりもクレジットカード払いの方が消費が約2割も増えてしまう

行動ファイナンス、幸福の経済学について書かれた「行動経済学入門」によると

多くの実験や実証研究では、支払い方法が現金かあるいはクレジットカードによって行われるという情報が提示された時に、クレジットカードの場合は支払許容額が高くなり、現金の場合には反対に低くなることが明らかになった。

以前の経済学では、決済方法の違いによって消費行動に影響はないと考えられていましたが、現在では多くの実験結果により、決済方法の違いによって消費する金額に影響があるということがわかっています。

本書の中では、この実験結果を理解するために「支払いの実感度」というもので解説されています。

要約すると、支払いを現金払いにすると支払いの実感度は高く、クレジットカードの場合は支払いの実感度が低くなってしまうために、現金払いよりもクレジットカード払いの方が支出が多くなる傾向があるということです。

確かに、現金で支払うよりもクレジットカードで支払った方が、実感が薄いのは感覚としてわかりますね。

また、支払い方法の実感度と購入意欲を見てみると

購入意欲

現金 < 小切手 < デビットカード < クレジットカード < モバイル決済 < 自動振込

このように、支払う方法が現金に近くなるほど支払いの実感があり消費する金額が低く、支払う方法が自動振込に近くなるほど消費する金額が高くなります

では、具体的にどれくらい現金払いとクレジットカードの支払いでは金額に差がでるのか、調べてみると、デビッド・クルーガー博士の『「お金」のシークレット』(三笠書房)によれば、現金払いよりもクレジットカード払いにすることで、平均23%も支出が増加するという結果もあります。

ポイント

支出を抑えたいのではれば、決済方法はクレジットカードよりも現金払いの方がいい

現金払いにした場合とクレジットカード払いにした場合の金額差

クレジットカード払いにするとポイントが1%前後ついてお得だと認識されている方も多いです。実際に、同じ金額を購入した場合は現金払いよりもクレジットカード払いの方がポイントがついて確かにお得なのですが、先ほどのようにクレジットカード決済にすることで支出が23%増加すると考えるとどうでしょうか。

例えば、現金払いで1万円を支出するのと、クレジットカード(還元率1%)で1万2300円の買い物をするとその差はいくらになりますか?

現金払いの場合は1万円の支出でポイントはつきませんから、そのまま1万円減。

クレジットカードの場合は1万2300円の支出で、ポイントが123円。つまり、12,300円ー123円で12,177円減。

現金払いとクレジットカード払いの差額は2,177円となりました。

これが10万円の支出であればどうでしょう?
21,770円の差になります。

年間100万円の支出に対してであればどうでしょう?
217,700円の差になります。

つまり、ポイントのたった1%の付与のためにクレジットカードの支払いにして、結果現金払いよりも23%も支出が増加すると、元も子もないということですね。

ポイント

ポイント付与1%よりも23%支出増の方が威力が大きい

固定費はクレジットカード払い、流動費は現金払いの勧め

以上のことを踏まえると、支出を抑えようと思う場合の決済方法は、クレジットカードよりもデビットカード、デビットカードよりも現金での支払いにする方が支出が抑えられる傾向にあると考えられます。

では、家計でどのようにクレジットカード払いや電子マネー、クレジットカード払いを使い分けるのが賢いやり方なのでしょうか。

いろいろなやり方がありますが、我が家の場合は

  • 固定費はクレジットカード
  • 流動費は現金派

このように支出によって使い分けを行っています。

日々の食費や日用品を電子マネーで決済していた時期もあったのですが、電子マネーにチャージすると使える幅が狭まってしまうからです。

ちなみに、食品や日用品はイオンで購入していて、イオンカードの提示でポイントが付与されるように変わったので、イオンカードセレクト提示+現金払いでポイントもいただいています。

固定費に関しては、どんな決済方法を使ったとしても変動はしませんから、クレジットカードで決済するようにしています。

まとめ

  • 行動経済学によると、クレジットカードの場合は支払い許容額が高くなり、現金の場合には反対に低くなる
  • 購入意欲を順に並べると、現金<デビットカード<クレジットカード<モバイル決済
  • 支出を抑えたいのであれば決済方法はクレジットカードよりも現金払いの方がいい
  • ポイント付与1%よりも23%支出増の方が威力が大きい

※投資についての記事も掲載しておりますが、このサイトは投資を推奨するものではありません。投資はリスクが伴いますので自己責任でお願いいたします。

スポンサーリンク