家計のバランスシートを作って年に1度は資産の増減を把握しよう

2017年7月12日

家計のバランスシートを作って年に1度は資産の増減を把握しよう

皆さんは家計を管理する上でどんなツールを使っていますか?

我が家で家計を管理するときは、表計算のソフトを使って作っています。

<家計管理で作っている表>

  • 年間家計簿
  • 家計のバランスシート
  • ライフプラン表

この3つのシートを使って管理することでそれぞれ何がわかるかというと

  • 年間収支
  • 純資産
  • マネー計画

を把握することができます。

わたしは簿記1級を所持していますが、企業でも会計管理するときには

  • 損益計算書(P/L)
  • 貸借対照表(B/S)
  • キャッシュフロー計算書
  • 5カ年計画

など、様々な観点から会計情報を見ます。

損益計算書では収支管理、貸借対照表では資産管理、キャッシュフロー計算書ではキャッシュの管理、5ヵ年計画では先の見通しを立て設備投資など将来のための投資ができる余力があるのかなどです。

家計管理にも企業のお金の管理の方法を少し応用してみましょう。

とはいっても、家計の場合は企業と比べるとお金の流れが単純ですし、それほど難しいことはありません

バランスシートと聞くと少し難しいような印象を持つかもしれませんが、今持っている資産と今もっている負債を差し引いて、純資産を出し、純資産の増減を見るだけです。

このように年に1回純資産を把握することで、家計が健全な状態にあるのかどうか確認するのはとても大切なことだと考えます。

年度末や年末など1年の締めくくりに、皆さんも一度家計のバランスシートを作ってみませんか?

家計のバランスシートの作り方

前置きが長くなりました、家計のバランスシートの作り方です。

家計のバランスシートも企業のバランスシートと同様に、左側に資産、右側に負債純資産(資産ー負債)を書き出してみましょう。

家計のバランスシートの例

まず、バランスシートは資産・負債・純資産の3つの部から構成されます。

資産の部 負債の部
金資産融 預金(普通)  100,000 住宅ローン 20,000,000
預金(定期) 10,000,000 その他借入金  2,000,000
有価証券  2,000,000
投資信託  1,000,000
貯蓄性の保険  3,000,000
その他の金融資産  500,000
金融資産合計  16,600,000 負債の部合計  22,000,000
実物資産 土地  5,000,000 純資産の部 
建物  10,000,000 純資産  11,100,000
その他の実物資産  1,500,000 (うち正味金融資産)  △5,400,000
実物資産合計  16,500,000
資産の部合計  33,100,000 負債の部+純資産の部 33,100,000

資産は左側、負債・純資産は右側になります。

資産=負債+純資産

これから、資産の部、負債の部、純資産の順に追って説明していきます。

資産の欄には何を書くの?

左側の資産の部には、大きく分けると「金融資産」と「実物資産」を書き出しましょう。

金融資産には、預貯金・有価証券・投資信託・株式などの金融資産を書き出します。

ここで書き出し金融資産は時価で実際に換金できる金額を書きましょう。

もっと詳しく書きたい人は、購入金額と評価損益、そして時価の3つを記載しておくと、後から振り返ったときにわかりやすいと思います。

実物資産に関しては、どのように評価するのかというのが一番難しい問題です。

車であればネットの売却見積額などを参考にしたり、土地や建物であれば相場の売却価格などになるでしょう。

売却価格というのがわかりにくいというのであれば、減価償却という方法もあります。

例えば、土地1,000万円、建物2,000万円 計3,000万円の家を所有していたとします。

土地は減価償却しないものとしますから、よほど暴落しない限りは取得単価でいいことにします。

建物は残存価格0円で20年で減価償却すると仮定すると1年間の減価償却費は100万円です。

つまり、1年後の建物の評価額は1,900万円。2年後の評価額は1,800万円と年を追うごとに評価額を下げていきます。

あくまで概算なので相場の売却価格とは違いますが、家計のバランスシートで見たいのは資産が大きくなっているかどうかなので、こういった方法でもいいと思います。

つまり、家を購入して住宅ローンを払って負債が減っても、その分家の価値が下がってしまうと純資産が増えていないということが把握できればOKです。

負債の欄には何を書くの?

負債の部は、住宅ローンやカーローン、奨学金の返済などを書き出しましょう。

利率も書いておくと、利率が高いものから優先して支払う方が効率的だというのがわかります。

純資産の欄には何を書くの?

純資産の部は、資産から負債を差し引いた正味財産です。

うち、金融資産合計から負債の部の合計を差し引いた正味金融資産も把握しておくとよいでしょう。

バランスシートについて

バランスシートを毎年書いていくと、若いうちはこのバランスシートは小さく、年を追うごとにバランスシートが大きくなるのが理想的です。

一般のサラリーマン家庭であれば、持ち家を取得することが多いですが、バランスシートを作っていると、サラリーマン家庭が不動産を取得すると資産の大部分が不動産になってしまうことがわかります。

資産の大半が不動産になること事態は悪いことではありませんし、住宅ローンという借り入れを行ってバランスシートを大きくすることも悪いことではありません。

たいてい、サラリーマン家庭が持ち家を取得すると債務超過に陥りますが、企業の債務超過とは違ってすぐに倒産してしまうこともありません。

住宅ローンをサラリーという安定した収入の中から毎月決まった金額を払えば、30年や35年後に家が自分のものになります。

キャッシュが回っているときには、家計のバランスシートが債務超過でも特に問題ありません(たいてい住宅ローンは長期のローンを組むのでキャッシュフローの影響が少ないです)

ただし、気をつけないといけないのが、世帯主が病気やケガなどで収入が途絶えたり、また、災害などがあったり、何かことが起きたときに家計のバランスシートが債務超過の場合、家を売っても残債が残るというようなリスクがあるということです。

住宅の場合などは、頭金を多めに入れるなどして家計のバランスシートを健全化したいものですね。

まとめ

  • 家計を把握するには、家計簿だけではなくライフプラン表やバランスシートも作ってみよう
  • バランスシートは「純資産=資産ー負債」、純資産が順調に増えていれば家計が健全である証拠
  • バランスシートを作ることで、家計全体が見えてくる
負債がない人は資産=純資産

関連リンク 自分で作る簡易ライフプラン表ダウンロード

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Posted by myu