支出を消費・投資・浪費で実際に分けて管理してみて得たこと

2017年7月26日

支出を消費・投資・浪費で管理

今から9年前の話です。その頃のわたしは、家計管理といっても、とにかくお金を使わないようにどうしたら節約できるのかと試行錯誤をしていましたが、どこから手をつけていいのかよくわかっていませんでした。

その頃の節約本といえば、「冷蔵庫に冷蔵庫カーテンを貼ると1ヶ月○円の電気代の節約」とか、「お風呂の残り湯で洗濯をすると1ヶ月○円の水道代の節約」とか、費用対効果の薄いものばかり。

労力の割には効果が低いものが多かったです。そして、実際試してみてやっぱりたいした節約にはなりません。

どういう方向性で家計管理をしたらいいのか迷走していたときに出会ったのが、FP・家計再生コンサルタントの横山光昭さんが書いた「Amazon 年収200万円からの貯金生活宣言」という本でした。

なぜって?

だって、タイトルがキャッチャーでしょ。

「年収200万円でも貯金ができるのだったら、我が家でも貯金ができるかも?」そんな気持ちにさせられました。

そして、そこに書かれていたことは今まで手に取っていた節約系の本や雑誌に書かれているような地道なものではありません。

今では当たり前のように言われている「家計の建て直しはまずは固定費の削減から」「禁煙・禁酒せよ」「数字に強くなれ」など家計管理の基盤となる考え方がわかりやすく説明してあります。。

そして、実際の管理方法は、

支出を「消費」「投資」「浪費」に分けて振り返り、消費・浪費・投資の黄金比率に近づける。

というようなものでした。

最初は半信半疑でしたが、横山光昭さんが出されている家計簿の「90日間 貯金生活実践ノート」というのを購入してとりあえず3ヶ月、家計簿をつけてみることにしました。

なにを基準に「消費」「投資」「浪費」を決めるのか?

家計簿をつけはじめて一番はじめに困ったことが、どういった支出が「消費」なのか?どういった支出が「投資」なのか?どういった支出が「浪費」なのか?

どの支出をどの項目に当てはめればいいのか戸惑います。

そこで、もう一度書籍を読み返して、自分なりに理解を深めました。

あまり書籍の引用ばかりしては著作権に引っかかりますのでそれは控えたいと思いますが、わたしなりに考えた、「消費」「投資」「浪費」について書いていきたいと思います。

消費・・・生活全般にかかる必要なお金

投資・・・将来のために今使うお金

浪費・・・無駄遣い

消費ー生活全般にかかる必要なお金

これは分けるのは簡単でした。「消費」というのは生活をする上で必要な支出ですから、家計の大半はこれに当たるのではないでしょうか。

食費・日用品・水道光熱費に家賃など

投資ー将来のために今使うお金

投資というのは将来のために今使うお金です。例えば、わたしは本を読むことが好きなのでもちろん図書館も利用しますが、何度も読み返したい本は手元に置いておきます。

知識というのはいつ役に立つかはわかりませんが、蓄えていくことでいつか役に立つのではないかと考えます。

けれども、この「投資」という区分が一番厄介で、人によって投資に対する考え方が違うんですね。

404 Blog Not Foundさんの書評を見ると、図書代は浪費と捉えているそうです。その理由が「効用を数値化できないから」。

確かに費用対効果は測定しにくいところが、この「投資」という区分の難しいところでもあります。なぜなら、将来のために使うお金なので今すぐ効果がわかるわけではありませんから。

浪費ー無駄遣い

この「浪費」の区分は、以前は浪費しないようにと努力していたのですが、最近は全く浪費することがなくなってしまったので、家族から「少しストイックすぎる」とクレームがきています。

確かに、横山さんのいうように割合で決めてしまえば、少しの余裕やゆとりがある家計管理ができるのでしょう。

実際に実践してみて思ったこと

横山さんの書籍のおかげで、家計管理ができないわたしが家計管理ができるまでになりました。それは、この本で基本をしっかりと学んだからだと思います。

例えば、主人の洋服を買うときも、普段着であればユニクロなどのファストファッションで価格を抑えますが、他社の方とお会いするときのスーツはそれなりのものを。

普段着は「消費」

特別な日のスーツは「投資」

こうすることで抑えるべきところは抑え、出すべきところでは出すという考え方ができました。

それまでは年収が低いからとすべての支出を押さえ込もうとしていましたが、それだと将来にプラスになることまで抑え込んでしまうことになってしまいます。

そして、少しの浪費もないと生活がギスギスしたものになってしまいます。もちろん、浪費ばかりしていてもいけませんが。

「消費」「投資」「浪費」の管理が必要なのは「貯蓄がない人」

この、支出を「消費」「投資」「浪費」に分けて支出を管理するという方法を一番おすすめしたいのは、現在貯蓄がない人です。

金融広報中央委員会が発表した2016年「家計の金融動向に関する世論調査」によると、30代の2人以上の世帯で「金融資産を保有していない」と回答した世帯は 30.9%(前回 30.9%)であり、さらに銀行等の預貯金口座、または証券会社等の口座に残高がないと回答した世帯(注2)は 13.0%となった

という数字がでています。30代の3人に1人は「貯蓄ゼロ」。

非正規労働者の割合が増えている昨今、年収も伸びず貯蓄ができずらい環境にいる方も多いと思います。そんな所得が増えない時代に、なんとか支出を減らしたいと考える方にこそ、支出を「消費」「投資」「浪費」に分けて、どんな投資をするのか考えてほしいと思います。

まとめ

  • 支出を「消費」「投資」「浪費」に分ける節約メゾットは「年収200万円からの節約生活宣言」の横山氏考案
  • 支出を「消費」「投資」「浪費」の黄金費に近づけることで、将来への投資と現在の潤いを失わない。
  • 何が「投資」になるかは人それぞれだが、基本を忘れるべからず

正直言って、現在貯金ができていて家計管理ができている人にとっては「年収200万円からの節約生活宣言」はさほど役には立たないでしょう。なぜなら、貯金ができている人にとってはこの本に書かれていることが当たり前にできているからです。

逆に現在貯金が全くなく何から手をつけていいのかわからないという人は、まずは本書を何度も読み返してお金に関する基礎を作ってください。

ネットで出回っている「消費」「投資」「浪費」に分けるというやり方だけを記載しているサイトは、表面的なやり方だけでベースがありません。貯金ができないということはお金に関する基礎ができていないということなのですから、基本から学びましょう。

まぁ、わたしも数年前まで貯蓄ゼロ、いえ、我が家の場合はマイナスからのスタートで、普通の人よりも遅れていますのでまだまだがんばらないといけないのですけどね。

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※投資についての記事も掲載しておりますが、このサイトは投資を推奨するものではありません。投資はリスクが伴いますので自己責任でお願いいたします。

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Posted by myu